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東京アンティークフェア2012


 最近告知ばかりで、個人的には本当に申し訳なく思っています。

 さて、きたる6月の中旬に、東京美術倶楽部において、東京アンティークフェアが開催されます。私原古美術

ものこのこと福山から出店する運びとなりました。

 今回のテーマは「中国陶磁に遊ぶ」です。近年世界的に評価が高まり、注目を集めている中国陶器。しかし

大半は投資目的であるようにも見受けられます。そんな中に在って、今回はあえて「遊び」に視点を置き、中

国陶磁の魅力を少しでもお見せできればと考えています。元来日本の数寄者は古いもので遊ぶ、と云うこと

を実践していたように私は思います。来店頂いたお客さまの一人でも多くの方が、この陶器で遊んでみたい、

使ってみたい、という感覚になって頂ければ幸いです。

 詳細は日を追って更新して行きますので、よろしくお願いします。

# by harakobijyutu | 2012-04-13 14:24

備後骨董市


 去年のこと、FM福山の局長が来店され、一緒にあたらしい試みをしないかと持ちかけられた。

内容はこう、you tubeを利用して新しい骨董のサイトを作らないか?というもの。私も面白そうと思い、共同

で行い、この度晴れてスタートとなった。

 いろいろとここで書くより観てもらうのが一番なので、一度ご覧になって頂きたい。私の説明に誤りなどあり

ましたら、遠慮せずにどしどしご教授くださいますよう、宜しくお願いします。


 FM福山           http://fm777.co.jp/pc/index.html

# by harakobijyutu | 2012-04-10 11:50

アートフェア東京2012 B-16

 
 はじめに、今回私どものブースに足を運んで頂いた、全ての方々に感謝します。本当にありがとうございま

した。

 

 採遊記を始める前に、ひとつ説明をしたい。(有)原古美術店は、鑑賞陶器を中心とする原古美術と、現代

作家、プリミティブアートなどを中心とするスペース甦謳る(ソウル)の二店舗で運営されている。今回のアート

フェア東京2012はこのスペース甦謳るが力を入れている作家、川埜龍三の立体、平面作品と原古美術の所

蔵品である、中国の古陶磁を共同展示させることによって生まれる、一つの空間を展示することにあった。テ

ーマは「遺るものの力」である。私個人の考えにも、以前から「古美術と現代アートは共存できるものである」と

いう考えがあり、そこに川埜龍三さんからも作品を出してよいと言う返事を頂き、出店という運びになったの

だ。


 3月28日  早くに東京へ入り、会場へも2時間以上前に到着した。国際フォーラム、その箱は非常に大きく

て、中では多くの人間がブースの下準備にとひっきりなしに動いていた。これも大東京においては、ほんの一

部にしか過ぎない場面なのだろうが、地方の福山から出てきている私にとっては、まるで巨大な町おこしのプ

ロジェクトのように目に映った。

 会場入り前、作家龍三さんとセイカさんとも合流し、私と弟の4人で入る。今日はこれからブースの設営、展

示の準備である。「壁を今回は金で行く」との龍三さんの意見に賛同し、みんなで壁をつくる。慣れない作業で

はあるが、いい展示にしたいという思いで設営に携わった。古美術の世界で生きている私にとっては、ほぼ初

体験であり、なんだか龍三さんに申し訳なくもあった。

 いざ出来上がると、白けた空間にぐっと趣が出来、個人的には秀吉の茶室のような空間にも思えた。
3月29日 午前8時から準備、設営。午後の4時からはVIP限定のファーストチョイスがはじまる。照明の設

置のためだけに、モリさんが駆けつけてくれ、いろいろな助けを貰いながら、なんとか4時に間に合った。

 会場全体へのアナウンスが入る。「各ブースの皆さま、お客さまのお出迎えを宜しくお願い致します」

いよいよである。

 その後から4月1日 多くのお客さんが入れ替わり立ち替わり、ブースへ見に来てくれた。作品を目にしたと

たん顔が崩れて、ニンマリとなり子供のように見入る人、眼を見開いて興奮気味に見つめる人、ただ立ち尽くし

てしまう人。その誰もがこのB-16ブースに酔いしれてくれている感じが伝わり嬉しい。




 
 

 原古美術のブースは、個人的な思いもあるが、そうとうインパクトの強い、それでいて内容もしっかりと備わ

ったブースになったと思う。いうならば「大人の秘密基地」のような空間であり、「贅沢に好きなものだけを集め

た部屋」となった。正直ここにソファを置いて座り、ウイスキーか何かいっぱいやりながらゆっくり眺めれたら

最高である。「遺るものの力」とは「良いものは良い」という根本に前提を置き、ならば2000年前のものでも

いま作られたものでも、必ずまた、後世に遺るものとなりうる、ということ。

 しかし本当にいい空間です。一杯やりたかったなこの中で。

 最後に、今回の展示を快く引き受けてくださった、作家川埜龍三さん、並びにセイカさん。そして会場の設置

に尽力くださったモリさんや搬出に来てくださった皆様、本当に感謝します。

 そして改めて、会場に来てくださった多くの皆さまに質問です、龍三良いでしょ?応援してやってください。

# by harakobijyutu | 2012-04-05 17:43

北京2011夏:開発


 いたるところで開発が続いている。日本の高度経済成長を知らずに育った僕

にとって、このスピードは何よりも面白い。世界同時不況の中に在って、この中

国は文字通り中華となり咲き乱れている。

 昨日より今日、今日より明日なのである。しかしもちろんあだ花もあり、もちろ

ん乗り遅れている人もいる。印象的だったのは中国中央電視台の本社ビルの

横。以前火事が起きた所で、そこはそのまま放置されていた。手が付けられな

いらしい。新しい建物と、そこに以前あって壊された建物のゴミとが一緒にある。

そういうところが多く、必ずしも綺麗になっているとは言い難い。

 それでも北京は美味しい街だと思う。毎日何万人もの人が朝から外で飯を食

べる。基本は外で食べる人が多いらしい。そのため飲食店は軒並みお客で一

杯であり、いつも忙しそう。けれど店の入れ替えもこれまた速いそうだ。物販も

凄い。何万円もする魔法瓶が店頭で売られていたり、二万円以上する月餅など

もあり、それが売れて行く。もちろん一元、二元なんていう安いものもあり、これ

もバンバン売れている。これは先月買った腕時計です、これは今年買った車です。

誰よりも早く、新しいものを手に入れたい。そんな感覚が飛び交っている。

 ここで商売をすれば、まず儲かるだろう。そんな気にさせる。ところが話はそう

簡単ではない。難しい問題も抱えている。中国人自体が今悩まされているらしい。

問題はニセモノである。今はもう何でも有ると云う。ケータイ電話から卵までニセモノ

がある。北京で始めての商売をしても二カ月もすればライバル店が現れ、原価を

下げ、あっという間に共倒れ、もしくは安く出来る方が残る。強烈である。まだまだ

安定にはほど遠い。しかしエネルギーはある。

今の日本が中国から本当に手に入れなければいけないのは、安い労働力でも何

でもなく、このエネルギーだろう。

 恐らく中国は今日も変化している。開発が続く。僕は興奮しながら街を眺め、車

が増え過ぎで大渋滞となってる北京の道路の中、まだ存在を許されている三輪の

タクシーに乗り、いよいよ骨董城へ向かうことにした。

# by harakobijyutu | 2011-09-02 16:23

北京2011-夏:到着


 「運転手さん!! とりあえず東直門側の鬼街までやって!!」

四年振りの北京、夜九時過ぎについた僕は北京在住の中国人の友達とタクシーに乗り込み、

一路鬼街へと向かった。外はすっかり暗くなり、風が心地いい。ラッシュの時間も終わっていた

みたいで、車はスムーズに鬼街へ到着。

五香、八角、大蒜、香草、煙草、白酒、排気ガス、そして喧騒。様々なものが見事に混ざり合い

独特のものとなって僕の鼻孔をくすぐる。心が躍る。

朝まで閉店しない店が道の両脇に計300軒以上は並ぶ鬼街。僕は今回の旅のスタートをここ

にすると決めていた。紅灯(赤い提灯)がズラ―っと並ぶ景色はいつ見ても圧巻で、面白い。

一軒決めて店に入った。中は四合院風の造りで洒落ている。

もう一人、友人が誘っていた日本人とも合流し遅い夕飯を始めた。中華は何と言っても人が多

い方が旨いし、色々食べられる。

羊肉、北京ダック、炒青菜、などなど、どれも上品で旨い。四年前より洗練されている気がした。

 しかし、やはり疲れがあるのか、酒が進むと思いの外眠たくなり、今日はこの辺で打ち止め。

最後に后海のバーから眺めた街並みと、その後ろに控える鼓楼を眺め、自分はつくづく北京に

来ているという気がした。


 翌日は朝早くから行動を開始、中心街へ向かった。天安門西口からでて、長安街路へと折れ

た時、シビレタ。正確に僕はシビレタ。自分が中国は北京に居るという事を体中で感じた。

灰色の長く続く塀と道、道に植えられた背の高い街路樹、その隙間から差し込んでくる白い光、

僕にとって初めての中国は北京で、その時にもこの美しさがあり、4年前にもこの光景があり、

今もこうして眼の前に在る。シビレタ。

僕はいま、北京にいる。これから起こる全ては北京でのこと。僕は一日と数時間を要してようやく

北京に到着した。

# by harakobijyutu | 2011-08-31 14:41

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